アトピーで自殺しないブログ

いつかこの奇病の謎が全て解けたとき、生きててよかったねって笑って裸で街を歩こう。

ローラー鍼は痒みの鎮静に有効か

 年末に部屋の掃除をしていたらなつかしいものを見つけた。

 

ローラー鍼

 いわゆるローラー鍼。

 ぼりぼりと爪で掻き毟るよりは皮膚を傷つけずに刺激できるという噂を聞いて購入したもの。

 

 今はステロイドを使った標準治療で、皮膚を痒み(≒炎症)のない状態で保つのが基本なので、そういう意味で完全にお役御免になったが、ステロイドを使いたくない/使えない人も居るので、そういう人にとって有用かどうかという観点で、一応自分の感想を書いておく。

 

 結論からいうと、自分の場合は購入後けっこうすぐ使わなくなってしまった。理由は以下2点くらい。

 

掻き毟るほどの快感は得られない

 たしかに掻き毟るのに近い快感は得られるんだけど、掻き毟るのに匹敵するほどではない。

 正直、アトピーの強い痒みをがっつり掻き毟ったときの快感って異常じゃないですか。脳内で変な物質出てんじゃないかってくらい。ローラー鍼ではあそこまではいかなかった。

 爪で掻く快感を100とすると、せいぜい70くらいか。

 なので、それで痒みがおさまることもあるけれど、逆にもっと強い掻き毟り欲求が誘発されちゃうこともあって、そのあたり使いこなすのが難しかった。

 

衝動に間に合わない

 これが一番の理由なんだけど、結局患部を掻き毟ると悪化するってのは理性では理解できているわけで、それでも掻き毟ってしまうってことは理性が衝動に負けちゃっている状態なわけだ。

 なので同じ理由で、いくら掻くよりもローラー鍼のほうが良いって理解していたところで、今すぐ掻き毟りたい!!という衝動に勝てなければ結局同じなわけよ。

 そんなわけで、常に手元にローラー鍼を置いておかないと、「痒いからローラー鍼を取りに行こう」なんて絶対無理。

 仮に手元にあったとしても、ローラー鍼へ手を伸ばすだけの一瞬の理性を確保する必要があって、それがなかなか自分には難しかった。

 

 というわけで、ある程度理性というか、抑制心があって衝動を抑えられる人でないと使うのは難しいと思います。

 でも掻く衝動に勝てる人なんているのかね??

 ついでにいうと、ローラー鍼のほうが皮膚へのダメージが少ないかどうかっていうのも、ちゃんと検証したわけでないのでよくわからない。

 まあ爪より多少はましなのかもねって気はするけど。

 ただ、ちゃんとまめに消毒とかしておかないと、かえって雑菌が入る原因になる可能性があるので注意が必要。

 

ローラー鍼 強

ローラー鍼 強