下半身に強いステロイドを塗布する際に見落としがちな注意点(男性)
下半身含む全身にvery strong等のステロイドを塗付している男性の方へ向けた内容です。
まず基礎知識として、身体の部位によってステロイドの吸収率が違うという点は大丈夫でしょうか?
上の表は Regional variation in percutaneous penetration of 14C cortisol in man. (Feldmann RJ, Maibach HI. 1967) より、腕の内側を1.0とした場合の、各部位のステロイド吸収率。
見てのとおり、forehead(額)が6倍、jaw angle(あご)が13倍と、顔の吸収率は特に高いので、顔には弱めのステロイドかプロトピックを使いましょうという話になっているわけです。
で、ここで話題にしたいのはscrotum(陰嚢。つまりキ○タマ袋な)の42倍という値。
直接強いステロイドを塗っちゃいけないのはもちろんのことなんだけど、そうでなくても、太ももの内側(痒くなりやすいよね)にステロイドを塗る場合には、足を閉じたときにそこから陰嚢へ付着しないよう注意する必要がありますよ。
とはいえ太ももに塗るステロイドの量を少なめにするというのはあまりよろしくない(塗るときはしっかり塗る!)ので、太ももと陰嚢が触れることのないよう、隔離してやる必要がある。
非常に恥ずかしい格好になるのだけど、寝るときとかは、ももひきやタイツのような肌着で前が開くタイプのものを履いて、陰部だけそこから出しておくような形が安全かと思います。
あとは靴下みたいなカバーを陰部に被せるとか…。なんというか死にたくなるな…。
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