アトピーで自殺しないブログ

いつかこの奇病の謎が全て解けたとき、生きててよかったねって笑って裸で街を歩こう。

今日の皮膚科:S皮膚科

 ステロイドの全身塗布を始めて4日目、セカンドオピニオンを得るために別の病院へ。

 (前回の病院:今日の皮膚科:Oクリニック - アトピーで自殺しないブログ

 今度のS皮膚科は、WebサイトにはTARC検査の可否までは書いていなかったが、電話で聞いたところ実施していますとの回答を得られた。

 比較的大きな病院で、電話予約は無し。医師は複数名いて、指名がなければ、空いた医師のところに順次通されるようだ。

 院長ではないが十分にベテランっぽい先生のところに通され、現在までのアトピー遍歴と、先日別の病院へ行ってTARCまで受けてきた旨を伝えた。

 

TARCと治療について

 TARCについては、やはり月1回までしか受けられないとのこと。これは保険治療上の制約のようだ。

 そしてまた、治療フェーズ(ステロイド塗布)の移行はTARCの値だけでなく、皮疹の状態も見て判断しますという回答も、前回の病院と同じであった。

 TARCの値が下がっていても皮膚の状態がまだ改善過程の場合もあるし、逆にいえば、皮疹の状態がよければTARCの結果を待たずに薬を変えることもありますとの説明。

 たしかに、どうも現実問題、月1回しか利用できない&即時に結果が見られるわけでないTARCだけに頼って治療するというのは難しいものなのかなという気がしてきた。

 なので、その点の説明には納得。だが懸念はその後の、薬の変えていき方である。

 

皮疹改善後は「ランクを下げる」という話

 これも前回と同じだったのだけど、皮膚の炎症が治まった後は、ステロイド外用剤のランクを下げていく、あるいはプロトピックに変える、という説明だった。

 期待していたのは、週2~3回の「間欠使用」に切り替えるという説明。

 1日2回塗布を1回にして、ランクを低いやつに変えていって、週7回を6回に、6回を5回に・・・っていう減漸のイメージは医師のただの経験則(それも成功の意味が人によって違う!)である場合が多く、言われるがままに従っていたら結局1年間も毎日ステロイド塗布してました、なんてことに余裕でなりかねない。

 せめて最初に連続使用期間の上限を明言してくれないと、とてもこちらは安心できない。

 そういう意味で、この病院に通うのも賭けになるなと感じてしまった。

 

2件目にして早くも処方薬のランクに差異

 セカンドオピニオンを受けにきたのは決して無駄ではなく、4日前に2週間分として処方されたステロイド軟膏について、「強すぎる」ということで早くもランクを下げられた。

 全身に塗布しているベリーストロングについては変更なし。

 変更は顔用のステロイドをストロング→ミディアム&プロトピックへ。

 それと、頭皮用にもらっていたローションタイプのステロイドもベリーストロング→ストロングへ変更。

 これについては、自分の感覚とも一致していた(顔に2週間もストロング塗布するほどひどくないやろ!)ので、ありがたく処方いただいた。

 さらにいうと、前回の病院では、顔と耳がストロング、他がベリーストロングと言われていたのだけど、吸収率を考えると首もストロングにすべきだろうと思って、勝手に首はストロングを使っていた。

 その点についても聞いてみたら、それで良かったと思いますし、今日から首もミディアム&プロトピックで良いと思いますとのことだったので、ちょっと安心できた。

 病院をたった2件まわっただけでこの違い…これだから皮膚科の診療は恐ろしい。

 

 それと今回は、薬の塗る量については説明も実演もなかった。

 この患者は十分そのへんわかっている人だろうという判断で説明を省いたのだとしたら、まあいいか(よくねぇか…)。